総入れ歯について
当院の総入れ歯に対する考え
当院では、総入れ歯を使用する前に「リハビリ用入れ歯」をお作りして、噛み合わせや口腔機能を取り戻すことから始めます。そして、長く安定して使用できる入れ歯をご提供いたします。
総入れ歯のポイント
総入れ歯を作る際は、正しい噛み合わせを実現できるように、適切な位置に人工歯を置く必要があります。粘膜の厚さや、あごの骨の状態、舌の大きさ、顔の大きさなど、あらゆる要素を洗い出し、個々に適した入れ歯を作製いたします。
そのために、まずは仮の入れ歯をお使いいただき、安定性やトラブルの有無などをお伺いします。このような事前準備ができてこそ、快適にお使いいただける入れ歯を作製できるのです。合わない入れ歯を長期間使用すると、顎の関節や筋肉に悪影響を及ぼすため、正しい入れ歯を装着できるよう、リハビリをしてから、本格的な総入れ歯を作製いたします。
総入れ歯の種類
総入れ歯には様々な種類があり、目的やお口の中の状態、予算などを踏まえて選ぶ必要があります。当院で取り扱っている入れ歯は次のとおりです。
保険の総入れ歯
金属床の総入れ歯
金属床の総入れ歯の特徴は、食べ物の温度や味が伝わりやすいため、食事を楽しみやすいことです。また、耐久性に優れており、メンテナンスをすれば数十年も使用が可能です。コバルトクロムは価格が安くチタンと比べて重い、チタンは金属アレルギーの心配が少ないが治療費が高い、ゴールドは顎に馴染みやすく金属アレルギーが起こりにくいなど、素材によって特徴が異なります。
シリコンの総入れ歯
磁性アタッチメント入れ歯
オーダーメイド入れ歯
入れ歯の型取りから行うフルオーダーメイドの総入れ歯です。当院のドクターが患者さまの意見やお悩みをくみ取り、入れ歯に反映します。使用する素材も患者さまに合わせて選べるため、使用感が優れており、お悩みを解消できる入れ歯を作製できる点は、オーダーメイドの総入れ歯の大きなメリットです。
また、当院では技工所が併設されているため、患者さまにぴったりの入れ歯がすぐに提供できるよう、細かい修正も可能です。
事前検査では、レントゲン撮影や口腔内写真撮影、咬合検査、顎関節検査などを行います。